ウレ・リトゲン展開催中にご来店頂きましたお客様にインタビュー!
お住まいが遠い事もあり、ご来店が難しい中、なんときっかけは小笠原諸島へのご旅行。我々のギャラリー、フジムラコンテンポラリーアートからわずか5分程(車)の場所に横浜大桟橋があり、そこで乗船&下船を行うため、このタイミングでなら…とお越し頂きました。嬉しいお話です!!ましてや親子3世代でのご来店☆☆☆有難うございます。
<このようなきっかけの来店は、遠方のお客様への朗報でもあり、旅行好きには、ことのついで…というナイスアイデアでもあります(笑)!>
お父様のケイジ様とは、もう7~8年のお付き合いになるでしょうか…?しかしながらご多忙なゆえ、開廊以来、ギャラリーご来店は初!作品のコレクションも素敵なこだわりの作品ばかりです。改めて、ご家族同士でも驚きの連続!ご所蔵されている作品の価値を改めて知る!微笑ましい光景です。
そんな素敵なケイジ様。今まで40ケ所以上、海外にお出掛けなさっているというアクティブな方。どこが一番良かったですか?とお尋ねすると、「一番はなかなか難しいね~。でも、ネパールが一番良かったかな?」とのこと。人生経験豊富なケイジ様に、色々質問してみました!
質問1:いつ頃から絵を観るようになられたのですか?
→20代後半の頃からかな。
質問2:どの画家さんから興味を持たれましたか?
→ラッセンだね。初期のラッセンは良かったんだよ。
質問3:では、最初に所蔵した作品はラッセンですか?
→そうだよ。絵は何度も観に行っていたんだけど、40代の頃夫婦で観に行った時に2人共が気に入ったんだ。その作品はラッセンの「ドミ二ヨン」というシャチの親子を描いた作品。その作品を観た時に野生のシャチを見て描いているのがわかったんだ。本来荒々しい性質を持つシャチが、和むような様子で描かれているところが良かった。
質問4:ケイジ様はラッセン以外にもノーマン・ロックウェルやジョウ・ナイトウなどお持ちですが、作品を購入するポイント(決め手☆)は何ですか?
→インスピレーションかな。描き手の気持ちがわかるものがいいな。売る為の流行りの作品を描くようになったらだめだね。
次にケイジ様の息子さんであるケイゴ様にご質問です。
質問1:今日はお目にかかれて嬉しく思います。お父様がコレクターですから、同じDNAを持つ親子!きっと今までも絵を沢山ご覧になってきたのでしょうね?
→実は、妻がラッセンや天野が好きで何度か展示会に連れて行かれましたよ。乗り気ではないのに行き、せっかくだから観てみよう!と思いきや、突然お勧めされてしまい…ゆっくり観ることもできず…正直良いイメージがなかったですね。
質問2:お父様が絵を持っているので、影響されることはなかったですか?
→実家に帰れば、幾つも絵が飾ってあったので、家に絵が飾られているということ自体、ごく自然のことだと思っていたかもしれませんね。
飾ってある以外の絵のことは知りませんでしたが…(笑)
質問3:ではご自身の好きな絵に、昨日まで出会えなかった…ということでしょうか?
→そうなんでしょうね。絵というものが、いいのか?すらも良く分かってなかったですし、何より価値がわからなかったですね。なんで100万もするのかな…という感じでした。
質問4:お勤め先の会社から“創立50周年記念”に有名な方の銅版画を会社からいただいたそうですが、今お持ちではないそうですね?
→そうなんです。興味がなかったので飾らずにいたら、父に持っていかれました(笑)
質問5:そんなケイゴ様が今回、ウレリトゲン画伯の「Autumn Leaves」を、ご所蔵なさいました。初めてのご所蔵ですね!?
→この作品を初めて観た時に、水のところにインパクトがあって、思わず手を出して触りたくなったんです。絵に対して初めて感じましたね。他の作品も観たんですが、またこの作品の前に戻ってしまいました。そして色々この作品について聞きたくて自然と話しかけてしまいました。
質問6:ライティングにも感動されてましたね?
→そうですね。光でこんなにも変わると思ってなかったので感動でした。ずっと観ていても飽きないので、何か感じているんだろうなと。最近慌ただしい日々が続いていたので、のんびりを通り越して時間が止まってくれるといいなと思っていたんですよ。この作品を観ていると時間を止めてくれるような、今自分が必要としている時間を与えてくれるような気がしました。
それに残していけるものでもあるので、子供が持って行きたいと言えば、いつか巣立っていく日に持って行かせようと思います。
質問7:どんなふうにご自宅でこの作品をご覧になりたいですか?
→仕事の帰りがいつも遅いので、帰ってきてから居間に座って目の前にイーゼルで置いて自分と同じ目線で観たいですね。
最後にケイゴ様の息子さんショウキくん(小学5年生)にお聞きします。
質問1:お父さんが持った作品、どう思いますか?
→この作品はライトを、左斜め下から当てると「朝日」の絵に見えて、上からライトを当てると「夕陽」に見えたよ!
スタッフ:お家にこの作品が来るよ。どう思う?
→少し楽しみ。へへへへ…(*^。^*)
親子3世代ご一緒に、当ギャラリーまでご来店頂いたのは、私(スタッフSUZU☆)にとり初めての経験でした。家族の暖かさを感じるとってもいい機会となりました。
また、今までアートと深い縁がなかったケイゴ様が、好きな絵と出会う!!!という素敵な場面に立ち会うことができ、本当に嬉しく思います。この作品の制作者であるウレリトゲン画伯にも素敵な報告が出来そうです。まさに一期一会ですね。
今回ご所蔵頂いたウレリトゲン作品「Autumn Leaves」とケイゴ様との間に、少しずつ毎日の思い出が積み重なると共に、息子さんのショウキくんにも沢山の思い出が残っていくのでしょうね…。
将来、ショウキ君から、「Autumn Leaves」との思い出話が聞けることを私達は楽しみにしたいと思います。
今日は本当に有難うございました。フジムラコンテンポラリーアートでのウレ・リトゲン新作発表展は4月29日までとなっております。皆様のご来場、心よりお待ち致しております。