本日は、ウレ・リトゲン新作発表までのドイツでの様子をお届けします!
なかなか日頃は目にすることの出来ないシーンですが、特別に公開させて頂くことにします。どうぞお楽しみ下さいませ。
以下、ウレリトゲン画伯がいつも版画制作の拠点としているプリンター工房での様子です。ウレリトゲン画伯自身が信頼を寄せる工房の担当者は、過去の作品全て、画伯の描く世界観・技術・ニュアンスまで汲み取り、プリントしてくれています。
以前にもご紹介しましたが、ウレリトゲン画伯は、原画はデジタル制作、版画印刷はジークレという技法を使い、原画に忠実にプリントするよう心がけています。ジークレは300万色以上の色を表現することができるという他の版画にはない特性を持っているのですが、その優れた点を生かすも失うも、プリンターの腕にかかっています。
どんなに優れた機械でも、人間の心ある細かな目でチェックした場合に、「ミス」だと判断せざるを得ない部分が出てくるものです。そこを見逃さないように細心の注意をはらっていくことが工房の担当者の使命です。
まさにその最も大変な作業であるドット抜けの確認中。小さな点状の色が抜けていることがあるのです。担当者はルーペを使っています。わずか1ミリもないような色が抜けていないか?を見ているのです。
それにしても、ウレリトゲン画伯のこのにこやかな笑顔と様子は…(U。 U#)ポーズまで決めてくれています。ふふふふ…見ているこちらまで、微笑んでしまうような爽やかさに、ほれぼれ★☆
真面目にブログを作成して、この作品たちが どれだけ大変な思いで作り上げられてきたか…!を語っていたのに、このウレリトゲン画伯の美しさと笑顔に、思わず、本題を忘れてしまいそうになるスタッフ。「これは、罠だ…!」きっと音楽ファンの方の中にも、この笑顔にやられてしまっている方もいるはず!!!
心地よく流れる旋律に、うっとりしていると…目の前にはこの爽やかで、どこかチャーミングな笑顔と優しい眼差しが…いやいや、こうして本職も忘れ、まるで個人ブログでも作成しているかのような内容になり、大変申し訳ないです。すみません…(+。+”)zzz
では、アートの話に戻して…。ウレリトゲン画伯の手にある作品シートが、しっとり柔らかい感じはお分かりでしょうか?
次に、↑ こちらの写真をご覧下さい。ウレリトゲン画伯が片手で作品シートを持っています。そうなのです…2点の新作は、印刷のシートの材質が異なるのです。
同じジークレという名の版画でも、刷るものが異なれば、当然仕上がりも異なってきます。ギャラリーでは、このような小さな違いにも感じていただけるようなご案内をさせて頂いています。
5月の会期は本日で終了いたしますが、好評につき来月も新作はご覧頂けるようギャラリーに展示致します。この発表展で見逃してしまった方は、どうぞ6月にご来店くださいませ。