キムソングン画伯の大作「セサンバクロシリーズ」のご紹介も、残すところ、あと3作となりました。大変深くて、時として切ない、優しい作品のポエムを皆様にはお楽しみ頂けてますでしょうか?是非、最後までお付き合い下さい。
一つ一つの作品に込められた美しい人生模様を感じて頂けると共に、最終話では、心の奥がジーンと温まるような思いが込み上げてくるはずです。昨日は、「成長の時」をご紹介しました。本日は、第8章「新たな誕生の時」をご紹介します。
もう一人ではないあなたは、大切な人とベンチに腰掛け、温かい家庭を作り、新たな命を育んでいきます。
かつてそうしてもらったように、今度は自分たちの子供にブランコを用意してあげます。
その絆はいつまでも変わらない澄んだ空のように、ずっとずっと続いていくのです。
前回までのストーリーからかなり進展したこの物語は、新たな局面を迎え、心身ともに成長する姿を、私達に感じさせてくれます。作品に描かれた椅子が、以前は一人掛けのものだったのですが、今回の作品では家族で腰掛けられるように、ベンチへと変わりました!ささやかな変化の中に、違いがあることをお気づきになりましたか?
キム・ソングン展『日常の向こうへ ―デペイズマンの世界―』は、4月29日(水)まで開催します。