まずは、10話に渡り、セサンバクロシリーズの物語をご覧頂き、有難うございました。本日は、セサンバクロシリーズの物語となった作品達が、生まれるまでの事を、少しご紹介していきたいと思います。懐かしい写真と共に、お楽しみ下さい。
キムソングン画伯は、韓国のキョンギド、ガピョンという、ソウルから1時間以上離れた田舎に生まれ育ちました。自然に囲まれ、美しい四季を感じることができる素晴らしい場所です。そこでも、多くの作品を手がけました。
しかし、今のセサンバクロシリーズが生まれるきっかけになった場所は、実は…故郷である「ガピョン」ではありません。画家になって、様々な活動をしている中、訪れたアメリカでの体験が、このシリーズを築くきっかけになりました。
アメリカには、韓国に比べ、広大でどこまでも広がる空と大地がありました。ましてや、抜けるような青空。とても高く澄んだ美しい空で、画伯は心を奪われました、、、と仰っています。
韓国に戻り、試行錯誤しながら、作品を制作している中で、今のスタイル『セサンバクロ』が、キムソングン画伯のライフワークとなっていきました。様々な技法や工夫を施しながらも、ベースとしては、このセサンバクロ(日常の向こうへ)という基盤のテーマを崩さず、制作は進んでいます。
今回は、そこに『デペイズマン』という新たなティストを加えることにより、ユニークで深みのある作品が仕上がりました!
今回のフジムラコンテンポラリーアートでの作品発表の後に、母国韓国での作品発表が控えている「デペイズマンの世界」という新作達。世界的に活躍するキム・ソングン先生から、今後も目が離せません!!!
現在開催中の『日常の向こうへ ―デペイズマンの世界―』は、4月29日までの開催です!!
キムソングン画伯とは…2
キムソングン画伯の、今のスタイルが確立されるまでを前回のブログではご紹介しました。作家の人生の中に起きる様々な出来事が、その作家の作風を作り上げていきます。...