今日ご紹介する美術館は、ニューヨークにあるグッケンハイム美術館。
ここは、1937年にオープン。ソロモン・R・グッケンハイム財団が運営する美術館で、ここニューヨークにオープンさせてから次々に世界各地に展開させています。
このグッケンハイム氏とは…アメリカの鉱山王と呼ばれる人物。ビジネスの第一線から退いた後、現代アートのコレクションを始め、今やニューヨーク近代美術館(MOMA)と並び、現代美術の発展に大きく貢献したと言われています。
ここは、現代のユニークなアートが展示されているという個性や企画力も有名ですが…まずは、その美術館の外観に注目が集まります。
かたつむりの殻のような螺旋形の形をした珍しいデザインのこの美術館は、世界では、近代建築の三大巨匠と言われるフランク・ロイド・ライトによって設計されました。しかしながら、この建物、余りにも個性的すぎて、ニューヨーク市の建築基準法に触れる…などの理由で、なかなか工事の着工に至らず、完成したのは、ライトの死後半年経ってからだったとの話です。
写真にも掲載した通り、外観もかたつむりの殻。そして、中に入ってもかたつむりの螺旋そのもの(^。^)y-.。最初にエレベーターで一番上まで登り、下りながら作品鑑賞…などという面白いスタイルでの提案をしている点も個性豊かです。
ここには、様々な作品が収蔵され、また同時に面白い企画を基に、美術展が開催されているので、皆様がもし足を運ばれる際には、事前に企画内容などを調べて行くと、より一層、楽しめると思います。
著名な収蔵作品は…カンディンスキー、マティス、ピカソ、シャガール、ジョルジョ・デ・キリコなど。ここでも、多くの学生が集まり、先生の講義を聞きながら、ディスカッションし、作品鑑賞を行っています(自由の国。アメリカだな~☆・。・”。・♪)