「札幌後記」味の源流を探して

皆さん、こんにちは!久しぶりにご挨拶申し上げます。フジムラコンテンポラリーアートで韓国語通訳を担当しているチェ・ヨンジンです。

今回は皆さんに私が肌で感じた北海道のことをお伝えしようと思い、ペンを、いや、キーボードを打つようになりました。それでは味の世界にご案内いたします。どうぞ、こちらです!

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目次

北海道名物「花畑生キャラメルとその友達」

羽田空港で飛行機に乗って約2時間、私は北海道の新千歳空港に足を踏み出しました。4月半ばとはいえ、まだ札幌の冷たい空気は私に「北海道は雪」というイメージを再確認させました。

JRに乗るために歩いていたところ、私の目に入ったのは花畑牧場の生キャラメルを買うために並んでいる観光客の列でした。テレビで何度か花畑牧場、生キャラメルのことを見たことはありましたが、その証を自分の目で確認してその人気を実感し、味がますます気になりました。

そして、お客様のO野様の下さった差入れでようやく私にも生キャラメルの味を自分の舌で味わい、感じられる機会がやってきました!

ちなみにO野様は華道を趣味としてしていらっしゃる方で、それが趣味を超え、展示会に作品を出品するほどのレベルだそうです。今度O野様の華道についてのブログが掲載される予定ですのでお楽しみにして下さい。O野様、おいしい生キャラメルごちそうさまでした!

生キャラメルの感想に戻りまして、差入れの生キャラメルはなんと豪華な3種セットでした。イチゴ、バナナ、プレインの3つの味はそのかわいい入れ物のデザインから感じられてきます。

口の中に一個を入れてさっと噛みつけると、静かな田園のすがすがしい風と絞られたばかりの牛乳の香りが口の中に広がります。あっさりした初味に続いて生キャラメルはさらっと溶けながら口の中に春の穏やかな生命の勢いを満たさせます。平和が感じられる瞬間と言えばいいでしょうか。忘れられないほど幸せなひと時でした。

さらにO部さんからは差入れでジャガポックルを頂きました。わざわざ帯広からの遠い距離をいらっしゃいました。O部さん、有難うございます。ジャガポックルは北海道限定で製造され、販売も北海道に限られるという魅力で私の興味を刺激しました。百聞は一見にしかず。早速味見してみました。

なんと、東京で食べていたポテトチップとは味の濃さが違います。マクドナルドのフライドポテトなんかこれに比べたらレプリカです。これこそ本当のポテトチップ、まさにポテトチップの定番です。なぜ東京では販売してないかをカルビー社に聞きたくなるほどですね。

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お寿司の名家、「すし屋のやま田」

札幌の薄野にある「すし屋のやま田 本店」。藤村社長のおなじみのお店で、藤村社長は今から10年以上も前から札幌に行くたびに必ずこのお店で食事をする常連だそうです。

ここで私は自分の口の中で海鮮の革命を経験しました。ヒラメとウニ、イクラの味が生きて動く味、お互いの味を殺しあうのではなく、お互いの味を応援し、サポートして至高の味を追求する、平和な革命でした。

約38席の、決して広くはないお店ですが、隅々にまで浸みこんでいるインテリアのこだわりは上品な和風を感じさせます。何よりもお客様の目を引くのはカウンター席から見える海鮮食材。

実はこの食材が置いてあるところが一枚の大きい氷板を敷いた冷蔵庫です。

昭和30年代に一般家庭に置いてあった氷入れ型冷蔵庫を覚えていらっしゃいますか?このお店の冷蔵庫がそのようなスタイルで、自然から新鮮さを与えられ、ネタを見るだけで楽しい気分になります。

一般の冷蔵庫ではなくこの冷蔵方法にこだわっている理由は、一般冷蔵庫に食材を入れて長い時間が過ぎると食材がパリパリと乾いてしまいますが、この冷蔵庫に食材を入れると氷が溶けながら自然に食材に水分を与え、海鮮食材が乾かずにその新鮮さを維持することができるそうです。

接客のマナーも上品な雰囲気にふさわしいレベルで、イケメン板前さんの松本さんとの楽しい会話及び料理についての詳しい解説、アドバイスを聞きながら一層おいしい料理を味わい、満足のサービスを頂くことが出来ました。

人情と味が満ちている町、札幌。
金曜日の夜、賑やかな夜の新宿通りを歩いている人々の笑顔を見ながら私は東京の都心では感じられない何かを感じるようになりました。また歩いてみたくなる町、味わいたくなる町、札幌でチェ・ヨンジンでした。

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