前回の報告では、モチーフの「雲」についてたくさん伺いました(*^▽^*)
キム・ソングン来日展2016– 報告(3)
本日の来日展報告は、前回ではお伝えしきれなかった作家のメッセージをもう少しご紹介していきます! Q1.先生の描く「雲」にはどんな思いが込められているのです...
今日は、キムソングン先生の描く「木」について少し伺いたいと思います★
Q1.先生はよく白樺をモチーフとされていますね!お好きなのですか?
『まず、白樺は自宅にもある木でとても馴染みがあります。白樺はその名の通り、地肌が白く美しいです。それに真っすぐ空に伸びるところが気に入っています。』
Q2.白樺は寒い地域にあるので、横浜辺りでは見かけません。そうそう!先生のアトリエ(ガピョン)には沢山見かけました…。素敵ですね!先生の仰る通り、細くても真っすぐ天に伸びる印象です。
『地肌が真っ白で美しいのは新しい木=若い木です(笑)。人間と一緒ですね!』
Q3.これ、今回の新作の中には、真っすぐではない白樺もあるようですが…?
『これは色々と考えて描いたものです。ご覧になった方は「ちょっと曲がってるのかな?」くらいでしょうが、私は“人生の曲がり角”を表現したく描いてみたものなのです。
時には辛い時、悲しい時、悩む時…ありますよね?でも、そこで乗り越え、再度進み始めた時、また新しい道が開ける…そんな時が人生には必ずあります。そういった意味を感じて描きました。』
小さな思いが少しずつ積み重なって、これらの新作「ーセサンバクロー“安息”」シリーズが生まれたのだと、とても理解できますね…(^◇^)