グランドをひく工程とその後の作業。
銅板にひかれたグランドが乾き次第、彫りの作業が進められていきます。
銅板に彫る作業は意外にも強い力は必要ありません。
ですが、それはあくまでも腐蝕という作業工程が存在するから。
細い線、細いけどシャープな線、細いけど深く彫られた線。
一口に「線」と言っても表現方法は無限にあります。
↑この写真に写る彫刻刀はYUI先生のものです。これはかなりシャープな線が引ける大切な代物だとか。
「描く」と違い「彫る」は線がブレがち。試し描きですが、スッと美しい曲線を引くところが、YUI先生のスマートさのように思えてしまいました。
「この後に腐蝕すると、この線がグッと深くなってハッキリしてきますよ」とYUI先生。
ですが、この試し描きの銅版はそのままお預かりし、今展で展示中。すっかり固まったグランドの様子など、直接触れてご覧いただけます!
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