皆さん、こんにちは!富士山の冒険に続き、またとんでもない冒険のレポートを書くようになりましたチェ・ヨンジンです。
私は夏休みの期間中、東京の家から青森まで自転車旅行に行ってきました。ちなみに私は年明けの頃、東京から伊勢神宮まで自転車でお参りに行ってきたことはありますが、今回の東京~青森は、東京~伊勢の距離(500km)の倍に達する約850km!しかも平野が多い東海地方とは違って山だらけの東北巡りです。今から皆さんに私の旅の生々しい中継をさせて頂きたいと思います。新幹線でもない、車でもない、バスでもない、自転車の旅…スタートします!敬語は省略します。何卒ご了承ください。
目指せ青森!自転車の旅【最終日】2009年8月26日
カプセルホテルでの一泊はとても心地よかった。まぁ、ビジネスホテルぐらいならもっと良いはずだが、今までの泊まりに比べたらカプセルホテルは五星ホテルだ。
朝5:00、チェックアウトをして自転車に乗った。青森駅から竜飛岬までの往路は自転車を、復路は電車を使うことにしたのだ。もう少し余裕を持ってゆっくり観光したい気持ちは山々だが、青森駅発14:00の電車に乗らないと23:35の新潟駅発のムーンライトえちごに間に合わない(ムーンライトえちごは新潟~新宿を走る期間限定の深夜列車)
急いで自転車走り出した。早く竜飛岬を見たい気持ちが力になり、青春27号は猛烈なスピードで国道280号を走り抜けた。
6:30、蟹田駅を通った。蟹田駅までの道はほとんど平地で車もあまりないので思いっきりスピードを出すことができる。蟹田駅を過ぎて県道12号と国道280号の分岐点が出て、私は県道12号の方に方向を変えた。
7:30、県道14号に乗り換えた。本番はここから。今までのやつらに負けない程の山道が現れた。でも私は負ける訳にはいかない。最後の勝負なのだ。フル充電で元気いっぱいのipodを聴きながら山を越え、越え、また越え続けた。これはしんどい…
8:00、あれ、海が現れたと思ったら三厩駅だ。本州最北端の駅。道は意外と走りやすくなっている。これで終わり?と半信半疑しながらも、道が少し平坦になっていることに安堵しながらペダルを踏みつけた。喉が乾いて痛いが、休憩をとりたいとは全く思わなかった。
また傾斜のある道が現れた。しかしアップヒル、ダウンヒルの連続も気にならなかった。もうすぐで終わりだ。変速ギアを調整しながらも決して降りて自転車を押すことはしなかった。降りたらその場で帰りの電車とはバイバイだから。
9:30、最後のものすごい傾斜のアップヒルを越え、その勢いで展望台に向けて走り、私は竜飛岬についた。
ものすごく素晴らしい風景でもない。特別なお土産があるわけでもない。でも、本州の最北端の岬ということ、石川さゆりの歌謡碑があること、そして私が今そこに立っていることが私を興奮させた。私は歌謡碑に近づき、歌謡碑の前のボタンを押してみた。「津軽海峡冬景色」が流れた。
さぁ、そろそろ青森駅まで戻らなきゃ。まず津軽今別駅まで自転車を走らせ、その次は電車に乗ることにした。10:10に竜飛岬をスタートして、11:40津軽今別駅についた。12:04のJR特急白鳥18号に乗る為、旅に出てから初めて自転車を分解した。
初めての作業で少しバタバタしたが、何なく電車の時間には間に合った。12:45に青森駅に着き、お土産を買ったり、昼ご飯を食べたりしながら時間つぶし。
14:00、ようやく帰りの時間が来た。
次の挑戦はどこになるかな・・・
走行距離:青森駅~竜飛岬 (往路60km、復路は電車利用)
■目指せ青森!自転車の旅アーカイブ=====
目指せ青森!自転車の旅(1)
目指せ青森!自転車の旅(2)
目指せ青森!自転車の旅(3)
目指せ青森!自転車の旅(4)
目指せ青森!自転車の旅(5)
目指せ青森!自転車の旅(6)
目指せ青森!自転車の旅(7)最終日
目指せ青森!自転車の旅(8)番外編
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