ルドン展2025「オディロン・ルドン−光の夢、影の輝き」パナソニック汐留美術館で4月12日から開催

東京汐留にあるパナソニック汐留美術館で、世界屈指の岐阜県美術館のコレクションを中心に、国内外の名品を加えた約110点の作品でルドンの豊穣な画業をたどる「PARALLEL MODE:オディロン・ルドン−光の夢、影の輝き」が、2025年4月12日(土)〜6月22日(日)の日程で開催されます。

オディロン・ルドン ―光の夢、影の輝きのチラシ
オディロン・ルドン ―光の夢、影の輝きのチラシ

本展では、岐阜県美術館が世界に誇るルドン・コレクションと国内外から集めた優品、約110点によって、その豊穣な画業の全容に迫ります。

ルドンの晩年の主要な画題の一つである「ステンドグラス」を描いた《窓》(1906年頃)が本展で初公開。さらに、ルドン流の進化論といわれる石版画集『起源』が9点そろって展示されます。

伝統と革新の狭間で独自の表現を確立した近代美術の巨匠、ルドンの軌跡をぜひご体感ください。

オディロン・ルドン
オディロン・ルドン
Guy et Mockel (Pierre Mockel), Public domain, via Wikimedia Commons

フランス南西部のボルドーに生まれ、故郷とパリで絵画と版画の基礎を学んだオディロン・ルドン(1840-1916)。

初期には、神秘的かつ奇怪な幻想的イメージを木炭画と石版画で表現し、1890年代以降は、パステルや油彩へと画材を移行。花や神話、宗教、人物などを主題とする色彩豊かな作品を手がけました。

ルドンが活躍した19世紀後半から20世紀初頭は、科学技術の革新が社会構造に大きな変化をもたらし、伝統的なアカデミズムに対して印象派をはじめとする新しい芸術潮流が次々と誕生した時代でした。

ルドンは、この変革期において、作品発表の場を広げ、新たな画題に挑戦し、表現媒体を木炭画や石版画からパステル画や油彩画へと展開。そうして生み出された、光と影が織りなす輝きを宿した彼の芸術は、時代や地域を超えて今なお多くの人々を魅了し続けています。

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「PARALLEL MODE:オディロン・ルドン−光の夢、影の輝き」開催概要

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