こんにちは。1年で最も寒い2月に入りました。皆様お元気にお過ごしですか?インフルエンザも流行る時期ですので、気をつけて過ごしましょう★
2012年2月の企画のご案内
今月は、一年で最も春が恋しいこの寒い時期に、いち早く春をお届けすべく、お花の企画をご用意致しました。
今回、日本でも初めてとなるアーティストの作品発表に伴い、様々な準備を行いました。まずは、どのようにしてこれらの作品を作ったのか?という一番の難関を突破する為のアーティストインタビューからご紹介いたします。
彼女の作品は、実際、野に咲く草花を自分自身で摘み取り、乾燥させ、
あるいは着色させ、細かく自分の望むデザインにカット。それを一つの作品として、まるでキャンバスに絵を描くように画面を埋めていきます。
実際にご覧いただかなければ、この細かさと繊細さは分かりにくいかと思いますが。
アーティスト自身からの思い&メッセージ
私は、幼少期田舎で過ごしました。そのおかげで、花や木を始めとした自然の風景にいつのまにか関心が高くなったのだと思います。
子供の頃、パパが山イチゴを山盛りに持って帰ってきてくれて、手を真っ赤にしながら食べた記憶…
友達と小川で魚を獲った記憶…
冬はウサギ狩りで山奥まで出掛けたり、山で雪ソリをした思い出など…数えきれません。とっても楽しかった。
春になると、おじぎ草が不思議でいつも眺めていたし、スミレがきれいでままごとをしたり…こういう沢山の自然との記憶が、時間が経ち大人になった私に独特の感性を作ってくれたのかもしれません。
大人になった私は、児童学を専攻し子供たちに様々な事を教えておりました。しかし、もっと色々な事を子供たちに教えたいと思うようになり、児童美術の資格を取ったりし、とにかく子供たちと関われるよう様々な勉強をしました。
その間も、花は大好きで、機会を作っては山歩きをし、その旅で見た風景や自然を忘れないよう、強く心に焼き付けるような感覚で、時間を過ごしたりしました。
でも、素晴らしいカメラで撮影した写真や、お花屋さんで売られている
美しい花達を特別好むことはありませんでした。「素晴らしい」とは思っても、私の心に強く訴えかけてくるのは、自然の中に咲く、名前すらも知られていないような草花達なのです。
私は、日本を訪れたことはありません。
私の作品を見て、皆様がどのように感じるのか?
心の動きを直に感じることはできません。
いつの日か訪れてみたいと思ってます。
今回、フジムラコンテンポラリーアートの藤村社長と出逢ったことにより、このように私の作品を初めて日本で紹介(展示)して頂ける事となり、大変嬉しく思っています。
それと同時に緊張もします…。
人は皆、疲れたり、落ち込んだり、悩んだりすることがあると思います。そんな時にこそ、私の作品を見て、微笑んでもらえたら…。ちょっと笑顔が出るような気持ちになっていただければ…と思っています。
いつかお会いできる日を楽しみにして。
LEE CHI YOUG(リー・ジヨン)