本日は、ウレ・リトゲン画伯のコレクターでいらっしゃるKIMIKOさんより、ドイツのシュバイヤー大聖堂のお写真を頂戴しましたので、皆様にもお届けします。
KIMIKOさんがドイツのシュバイヤー大聖堂を訪れるきっかけとなったのは、何を隠そうウレリトゲン画伯がここを紹介してくれたから…。
昨年のウレ・リトゲン展の際、新作発表と同時に本人が近郊の街や人々の様子などを案内してくれたDVDを作成し、ご来店のお客様にご覧頂く特別な機会を設けました。そのDVDをご覧になり、いつかドイツには足を運びたいとお考えだったKIMIKOさんは、せっかく訪れるなら、ウレリトゲン画伯の案内してくれた場所も!とのことで、今回の旅が実現。とっても素敵な雰囲気が溢れる場所。皆様にもご紹介します。ほんのひと時ですが、このブログ内での楽しい旅にご参加下さい。
通りから見えるシュバイヤー大聖堂入り口です。ブルーがかった屋根が美しい聖堂です。シュバイヤーとは、この町の名前です。赤い砂岩でできた巨大な聖堂。正式名称は、「聖マリア・聖ステノバ大聖堂」です。
シュバイヤー大聖堂は、バリシカ様式の建築物と言われています。この聞きなれないバリシカとは、ギリシャ語で「王の列柱廊」を意味するバリシケーに由来するとされるそうです。
ローマ建築において、バリシカは裁判所や取引所に用いられた集会施設として使われていましたが、やがてローマ伝統の礼拝堂建築ではなく、集団が一同に集まる礼拝を必要とするキリスト教の教会堂の建築として取り入れられ、一定の平面形式を指す言葉となったそうです。この聖堂内の壁には、聖母マリアの生涯が描かれています。この辺りのお写真もウレリトゲン画伯の案内するDVDに収められています(ご覧になりたい方は、スタッフまで…)。
キリストは、オリーブ山での夜、人々がその人生を神に捧げ、神の願いを満たすことが出来た時、初めて神による救いの手が人々に届くとご提示されました。(聖堂ガイドより引用)
シュバイヤー大聖堂はロマネスク様式最大級の聖堂です。
また、1981年にユネスコの世界遺産に登録されています。
聖堂周辺のお写真を並べてみました。美しい町並みです。カフェやお土産ショップもあります。石畳に長い歴史を感じます。このシュバイヤー大聖堂は、コンラート2世(ドイツ王)が自身の永眠の場所として建造するよう命じたもので、1030年から1061年にかけて建造されました。後には、さらに7人の神聖ローマ皇帝、ドイツ王達やその妻の幾人か、そして多くの僧侶たちが葬られたそうです。
このブログをご覧頂いている皆様の中でも、もしドイツにお出かけの方がいらっしゃれば、足を運んでみて下さい。KIMIKOさん情報によると、美しさ、荘厳さ、歴史の重さ、ものすごく素敵だそうです。また、日本人(アジアの方)は全くいらっしゃらなかったとの事。近頃の海外旅行ではめずらしいお話です。機会見て、お出かけになってみてはいかがでしょうか?