震災後に制作した『絆シリーズ』も大変多くの方にご覧いただくことができたように思います。しばらくイベントを控え、アトリエにこもる日々を送った吉野公賀画伯から、皆様宛に嬉しい便りがありましたので、ご紹介します。
新作
最近は、地元で大変お世話になっている方の初孫の誕生があったり、友人の画家さんの個展があったり…ボランティアで出来る範囲ですが、そのお手伝いをしたり…。
しかし、トータルでは、1ヶ月で5日程しか外出しなかった…なんて月もあります。“まさに、アトリエに篭る!!”生活ですね。
実はここ数年、作品表現について迷うことが多いです。
色々な事を試しながら制作しているのだからかもしれません。活動的だった子供時代とは真逆ですが、アトリエに篭る毎日は、意外にそれほど苦にはなりません(笑)
子供の頃は野球をしていた事もあり、とにかく外に出かけてばかりでしたから…(・U<)☆
5月には、地元の友人とバーベキューを楽しんだりしました。高校時代の同級生とです!たまに持つこのような時間は開放的でいいですね!
その後、6月には、人生初の和紙の紙すき体験にチャレンジ。
併せて、和紙の作品展を鑑賞。
私の地元の岐阜県にある美濃市は、1300年以上の和紙の歴史があります。美濃和紙は繊細できめ細やかな風合いを持ち、美しく丈夫なことで有名です。体験と作品鑑賞したのは、『美濃和紙の里会館』というところです。いつか皆さんも機会あれば試してみて下さい。とても楽しいですよ!
また、知人の友人で、JAZZピアニスト杉丸太一さんの演奏会にも行きました。地元のレストランで行われました。やはり生の演奏はすごいエネルギーを感じますね。
そして友人で画家の平野峰生さんの応援。主にPR活動のお手伝いです。平野さんは、鉛筆画のアーティスト。
「風景は、その地に住まう人々の心映え…笑顔は、人が人を思いやる美しい気持ちの心映え…絵はその美しい心を讃えるためにあると思った。」
このようなことを、ホームページで謳っています。この平野さん…フジムラコンテンポラリーアートさんと出会う前、まさに版画『絆シリーズ』を作る前、絆プロジェクトの賛同作家さんでもあるのです。
私は、このような感じでアトリエでの制作をしながらも、たまにリフレッシュで出掛けたり、感性を磨きに自分以外のアートに触れたりしています。
ここ数週間は本当に暑い日が続いていますから、皆様も暑さに負けず、
素敵な夏をお過ごし下さい。またいつの日か、皆様方にお会いできること、楽しみにしています。それまでに色々な事に挑戦し、作品をご覧頂けるようにしたいと思っています。
吉野 公賀