フジムラコンテンポラリーアートは、ご存知の通り、横浜元町にありますが…皆様、この元町と横浜中華街は、目と鼻の先、まさにお隣だということを、ご存知ですか?
両方の最寄り駅は、みなとみらい線「元町・中華街駅」。この駅は出口が5つもあり、端は中華街東門(山下公園寄り)から、元町まで。出口を間違えると端から端まで、徒歩7~8分の距離。かなり広いエリアを網羅しています。
今日ご紹介の写真は、中華街南門付近のもの。賑やかさ満点の音「♪ ♪ ♪」がお伝えできないのが、ちょっと残念です(>・<;)
横浜中華街の女性の神様を祀る『横浜媽祖廟(まそびょう)』です。横浜媽祖廟は、2006年、開港150周年を迎える横浜の新しい観光スポットとして誕生。台湾にある官建台南市大天后宮より分霊されました。祭りの季節になると、赤い堤燈が大量に飾られ、美しさと華やかさに磨きを増します。
中華街の中には、中華街付近に住む子供達のための学校もあります。このお祭りの季節が近くなると、校庭での獅子舞などの練習が盛んになり、付近を歩くと、大きな太鼓の音が響いています。日本とは異なる音やリズムで、元町にいながら異国を感じられます。
余談ですが、あと1ヶ月もすれば、中秋の名月。十五夜ですね♪この十五夜の月を鑑賞する慣習は、中国に由来するってご存知でしたか?
中国も韓国も台湾も、中秋節(祝日)として盛大にお祝いするのだそうです。中国では、その当日、月見だんごではなく、月餅を食べながら月を観る慣習があるそうですよ(甘いもの好きのFCAには欠かせない話題☆)
日本は中国から仲秋の十五夜に月見の祭事が伝わると…平安時代の頃から貴族達の間で、観月の宴や舟遊び(直接、月を見るのではなく、船などに乗り、水面に揺れる月を楽しむ)で、歌を詠み、宴を催したとのことです。平安時代の貴族は、月を直接見ることをせず、杯や池にそれを映して楽しんだそうです。
本当に昔から日本人は、「情緒」というものを持っているのですね…。昔からのものをもっと大切にしたり、伝統を重んじたり、またその味わいを共有したり…。時を越えて、感じるものを持って生きたいものです。私達のギャラリーにいらした際には、中華街も併せてのぞいてみて下さいね(●^o^●)・。・”☆