“K. ASHINO & コレクター” 特別対談 vol.3

2017年のとある日に極少人数で開催された、作家との対談の様子をお届けします。

―ASHINO『宇宙』新作発表直前 対談―

 

 

 

N様:指先と言えば、次の「隆起」もですよね?

 

K. ASHINO:そうです。書家が筆で作品を書くシンプルさよりも、他の形で書の素晴らしさを表現するという課題をフジムラコンテンポラリーアートでは頂けるので、一皮むけると言うのでしょうか(笑)?

 

オーナー藤村:そうですよ…。作家とは孤独な商売。でも1人で考えられることって限界がありますね。そこを画商が上手く導ければ、また面白いものが生まれる!!!いい意味で共同作業ですね(*^。^*)

 

 

スタッフP:私は「隆起」が発表されたことにより、「色脈」の良さが一層理解できたと思っています。文字って歴史が長いし、深いな…と改めて思います(/・ω・)/

 

 

 

H様:「隆起」の土台となった大理石って色々種類があるんですよね?

 

K. ASHINO:今は人工大理石も多く存在しますが、この時はスペインの天然大理石を使いました。色も柄も同じものは1つとしてなく、つくづく自然の石だな~と思いながら制作したものです。また、書く文字に対し、この大理石の色や柄をどう合わせるか?毎回悩みます。

文字の持つ意味、合わせる色、模様、書体、文字の歴史…などなど、様々な深い部分にまで思いを馳せて、制作しています。生きている地球の証として、山が噴火し、力強くマグマが流れるシーンと、この「隆起」作品を重ね合わせてご覧頂けると、より一層面白いかもしれません。

 

 

次のブログに続きます(*^^)v

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