最近のこと(10)~ニューヨークART EXPO2015とか~

本日、ご紹介するニューヨーク情報は『NY ART EXPO 2015』についてです。アート業界に携わる者全てが魅了される世界No.1のアートの祭典。それが、アートエキスポです。1978年発足。既に37回の開催実績を持っています。

 

エントランス

エントランス

 

受付 大混雑中

受付 大混雑中

 

1ブースのサイズ

1ブースのサイズ

 

また、アートエキスポは、会期の前半に業者内覧会を設定しており、世界中のアートディレクター達が集まる華やかな場となります。特に初日は大混雑。より早くより活躍しそうなアーティスト達を探し、契約を取らねばなりません…まさに「我先に…」状態です。

 

フジムラコンテンポラリーアートは、以前にもこのNY ART EXPOに参加し、一人のアーティストと契約しています。その名も、スティーブ・ホールマーク氏。アメリカはセドナに住むウッドスカルプチャーアーティストです。今回も、国境を越えた素晴らしい出会いに期待し、藤村も気合十分。

 

売り込みに資料は必需!!

売り込みに資料は必需!!

 

オブジェも多々

オブジェも多々

 

写真撮影は全てのブースで許可されている訳ではない為、ところどころで撮影することしか出来ません。絵画、オブジェも勿論ですが、グラフィックアートの出品作が圧倒的に増えており、時代の進歩も感じずにはいられません。

 

拡大してご覧下さい!

拡大してご覧下さい!

 

このマリリン・モンロー作品…是非、拡大してよくご覧下さい。デザイン的に仕上げた作品に一見見えますが、実は、このドット…全て人です。

 

 

また、フジムラコンテンポラリーアートには看板犬もいるということで…大きな犬のオブジェに惹かれて、ブースをチェック。ここでも、犬が人間の為に働いているな~と感心。あきらかに彼はここのブースの看板犬(笑)

 

 

この日本人アーティストは、轟 友宏(とどろき ともひろ)さん。世界の名車を描き続けている方で、世界で活躍している自称「乗り物 絵師」。

TOYOTAなど有名メーカーとも多数契約しており、あちこちでイベントも開催されています。作品の多くは版画ですが、その版画もパリで刷るなど、強いこだわりがあり、このNY ART EXPOにも2002年から出展をしているのだそうです。

 

ちょっとご縁があり…横浜でもお会い出来ました!いつか、機会あれば、フジムラコンテンポラリーアートでもイベント開催があるかも???しれません…

 

 

 

会場にはバーカウンターが。

 

TV取材もよく見受けられました

TV取材もよく見受けられました

 

ルノワール

ルノワール

 

実に様々な作品が並び、様々な国や地域の方が出展しているというのが伝わってきます。しかし…そう簡単には契約など、出来ないものですね。

 

広い会場の中でも一際目立っていたブース…それは、中国人ブースでした。

 

中国ブースは盛況でした!

中国ブースは盛況でした!

 

一般的には、1ブースの価格が決められており、主催者の方で振り分けをしていくのですが、今回は中国人作家たちが協力して、一つの町を作るかのように、中国人作家だけを飾るブース(レーン)を作っていました。複数レーンが中国人作家ばかり…。まるで横浜中華街と同じです<驚>

 

共作

共作

 

そこでは、水墨画のライブパフォーマンスが行われていました。1枚の作品に2人同時で描き始め…次々、別の作家が登場しながら、その一つの作品に向かって描き足していきます。なかなか日頃、触れることのないパフォーマンスです!!!そこには、そのユニークなパフォーマンスを見学するのに、あっというまに人だかりができ、さらにTV取材が立て続け…

 

水墨画

水墨画

 

白人社会の中で、書のライブパフォーマンスが感動的な事は、十分想像がつきますね…

こうして見てみると、出品者全員(作家もギャラリーも)、己の作品を一人でも多くの方にご覧頂く為、様々な努力を積み重ねています。アートには歴史や伝統もありますが、同時に、見たことのない新しい技法や世界観は、多くの人の心を引きつけます。この世界の中では、言葉の壁がありません…アートは、心の目で見る(感じる)ものだと、改めて実感します。

 

今、フジムラコンテンポラリーアートでは、K. ASHINO画伯の『色脈 -SHIKIMYAKU-』展を開催しています。まさに、誰も見たことのないアートです。ユニークで個性的ですが、「書」の歴史や漢字の魅力を思いっきり発信している作品たちばかりです。良かったら、一度ご覧になってみて下さい。

 

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