本日も、楽しかったフジムラコンテンポラリーアートのイベント報告です(^-^)♪
今日のブログは、「K. ASHINO画伯と行く三渓園ツアー」の様子!真夏に行われたイベントでしたので、思いっきり「夏服☆」です(笑)
言わずと知れたK. ASHINO画伯は、書家。当ギャラリーでは、たった一人の書家として、私達に多くの事を教えて下さいます。前回のブログでご紹介した『篆刻教室』も、その一つです。日本の歴史の中でしか感じ得られない世界を、「書」は持っています。その奥深い世界を、この三渓園ツアーでも、ご参加者の皆様に感じて頂けたことでしょう…。では、お楽しみ下さい!
まずは、三渓園について少しご紹介しておきます。
三渓園は生糸貿易により財を成した実業家、原三渓によって1906年に公開されました。
園内には、京都や鎌倉から移築された歴史的に価値の高い建造物(重要文化財等)が巧みに配置されています。原三渓は、新進芸術家の育成と支援に力を注ぎ、前田青頓の「神興振」、横山大観の「柳蔭」、下村観山の「弱法師」など、近代日本画を代表する多くの作品が園内から生まれました。尚、1953年、原家から横浜市に譲渡・寄贈されました。
岐阜の白川郷より移築された合掌造りの建物は、中を見学できます↑
園内は、175,000㎡もある為、1~2時間かけて散策します。
長い冬の寒さをしのぐ知恵と経験が沢山詰まったこの建物には、運が良いと、中に説明員の方がいらっしゃるので、様々なお話も伺えます。
池には鯉も沢山おり、エサも販売しているので、ちょっとした鯉との触れ合いも楽しめます(^◇^)♪
また、昔ながらのお茶屋もあるので、甘味も十分に味わえます!!!この日は、全員「かき氷」を頂きました。いやいや、本当に美味しかった(^v^)
薬医門
大きな池の周囲に点在するよう配置された重要文化財を回りながら、蝉の鳴き声に耳を傾け、深呼吸でもすれば、都会の喧騒から随分と離れた様な気がしますが、実は、ここ横浜市中区です。大都会なのです(^o^)丿 横浜の繁華街の喧騒がうそのように遠くに感じます。
繁華街から、こんなにも近くにあるオアシス。しかも、今の時代には有り得ないような…芸術に私財を投じた当時の粋な実業家のロマンをも感じられます。このような方々がいなければ、今のように、美術に心傾けることが当たり前のような時代は来なかったかもしれません。
この度は、K. ASHINO画伯の、古典を忘れず…ですが非常に前衛的な『色脈 -SHIKIMYAKU-』という新たなアートが生まれなかったら、私達フジムラコンテンポラリーアートでは、このようなツアーを組むことがなかったと思います。ご参加頂いた皆様には、お楽しみ頂けていれば何よりです。他の企画展でも、感動★を分かち合えるような楽しいイベントを、今後も考えていきたいと思います。