セブ島ツアー最大の見せ場「世界最小のメガネザル“ターシャ”」について、MIZUEさまに記して頂きました!
ボホール島のターシャ-セブ島旅行記-
今回、FCAツアー初参加させて頂き、セブ島に行ってきました。毎年恒例だったと聞いたのは、今年の夏。
いいなぁ~いいなぁ~。
私も行きたいなぁ~っとぼやいていたら、何と声が掛かり、嬉しいことに常夏のフィリピン。海外旅行は何度か行ったことがありましたが、フィリピンとなると初めてで、とてもワクワクしたのを覚えています。とは言っても、実はあまり、セブ島の事を知らず、旅行に立つ3日前にやっと、本屋さんでセブ島のガイドブックを手にしました。
わたし担当の鈴本さんから、「ターシャ君がいるのですよ~」と言われ、何の事か分からず、へぇ~と思っていました。そこで初めて、原始猿とも言われる、メガネザル「ターシャ」の存在を知りました。
体長10㎝程度のターシャは、絶滅の危機に瀕しているため財団に保護されているのだそうです。観光客は保護区で見物できるというので、日本の動物園のように、檻の中にいるイメージを想像していました。
しかし、実際見物に行くと、何やら密林の中へ。檻の中ではなく、階段の手すりしかなく、その手すりを柵のように利用し、観光客が触らない程度の木で覆われた真ん中にいて、施設スタッフの方が、「そこにいるわよ。わかる?」と言ったように、親切に案内してくれました。ターシャがどこにいるのか分からない観光客には、ちゃんと分かるまで教えてあげていました。そんなフィリピンの方の優しさを感じながら、いざ、ターシャ君!
え~と、その中かな~と思いながら、木の枝に葉っぱが寄せられた少し暗がりの中に、いた!そこだ!急いでシャッターを切ろうとしましたが、体長が10㎝と小さなターシャは、夜行性だそうで、昼間は暗がりの葉っぱの間に隠れているので、何ともピントの合わせづらい事。それでも必死に望遠レンズでピントを合わせると、後ろの方で「あなたのカメラ、なかなかすごいわね!(^^)!」と感嘆の声が。もちろん英語なので、私の一方的な解釈かも(^▽^;)
全くターシャの名前すら聞いたことがなかったのに、まぁ何とも言えない可愛さに、私はもう一目惚れでした。
カメラのレンズ越しに見たターシャは、大きな目に太陽の光が入ると、何とも眩しそうな目をして、また眠りにつこうとしていました。1匹ごとにブースのようになっていて、手を伸ばせば触れられるのではないかと思うくらい、間近で見られるターシャもいました。
観光客が少し大きな声を立てると、施設スタッフが「静かに!」と声を掛け、小さなターシャを全力で保護しているように感じました。
4匹目のターシャを見に行くと、突然ニワトリの鳴き声が遠くに聞こえました。するとターシャは、眠そうな顔から一気に、声のする方に鋭い眼光を光らせ、耳を澄ませて辺りを伺っていました。そんな姿は如何にも野生、と言った感じでした。とても貴重な瞬間を目の当たりにできたため、嬉しさのあまり、時が経つのも忘れ、懸命に生きるターシャの姿をシャッター越しに見つめ続けてしまいました。
そして、気が付くと、私と同様、自称カメラマンの奥村さんしかその場におらず、FCAツアーの皆様を待たせてしまう結果に。でもそこはさすがFCAツアー参加の皆様。誰一人として怒る方はいらっしゃいませんでしたね。
今回FCAツアーに参加させて頂き、沢山の楽しいひと時、想い出が出来、とても感謝しています。その沢山の想い出の中で、私はこの「ターシャ」について書かせて頂きました。少しでもターシャに興味を持って頂けたら幸いです。
ツアー参加の皆さまには、初めてツアー参加の私に、面白い人だね~と言った印象を持って頂いていたら嬉しいです。いずれまたご一緒に旅行できる日がくれば良いな、と思っております。それまでどうぞお元気で。またギャラリーでお会いしましょうね。