2018年度のウレ・リトゲン最新作、2作目をご紹介いたします。
『Travelers Of Light』
■ウレ・リトゲン画伯による作品解説
春一番の力強い太陽の光がついに冬の爪痕を溶かし始める、そんな作品を作ろうとしていたら突然光の中からUFOが出現するのをみたんだ。
周知のように、たとえ宇宙にとってはちっぽけな距離を旅するだけだったとしても、秘密の扉「光のスターゲート」を抜けて高次元で旅をしなければ、光の速さでも何十年も、何百年も、いや何千年もかかってしまう。というわけでちょうどそんな旅人たちの一人が3次元に入ってきたところをここでは描いた。
モチーフ全体からUFOに至るまで、雰囲気的だけれど具体的な部分もある描写は遊び心に溢れていて、ほとんとシュールリアリズムに近いクオリティーだと思う。このモチーフを製作していた時、ただシンプルに頭の中に宇宙船が現れて、モチーフの中に織り込まずにはいられなかった。