(鉛筆画)ペキニーズのショーン君を描いたペット肖像画の完成事例
今回ご紹介するのは、ペキニーズの鉛筆画作品です。
さまざまな会話を通して対象となるワンちゃんを深掘りし、飼い主さまと担当スタッフのコミュニケーション内容をアーティストに伝達することで、完成度の高い作品に仕上がりました。
完成作品はさることながら、完成までの過程も楽しみながらご覧ください。
【鉛筆画】ペット肖像画のご注文
今回ご依頼いただいたお客さまの“ウチの子”は、ペキニーズ(フォーン&ホワイト)のショーン君。
ペット肖像画製作所を知っていただいたきっかけは、元町の裏通りクラフトマンシップストリートをお散歩中、たまたま当店の看板を見てご来店いただいたことでした。
「うわー!すごく素敵。」
「ペットの絵が展示してるなんて知らなかったわ。」
まさに、絵に描いたような“通りがかりのお客様”!
そんなさりげない出会いでした。
しかも、愛犬ショーン君のなんとかわいいこと。
お手入れの行き届いた美しい毛並みに、まんまるな瞳。
ホワイトあるいはブラック、レッドのペキニーズはよく見かけますが、ショーン君は複数のカラーが混ざり合う個性的なカラーで表情豊かです!
しかし、肖像画で最も大切なお顔周りが真っ黒な毛ですね(゚∀゚)
プリントした写真で見ると…かわいいまんまるな瞳とお鼻、どこかな???
これは黒いワンちゃんを飼う飼い主さまが、みな思い悩むこと。
写真だと黒すぎて暗すぎて…お顔の表情が読み取りにくい(≧∀≦)
もちろん絵画ではアーティストが微調整しながら制作しますので、キレイに見えますし、表情もクリアです!
ですが、画家も見えづらい資料写真から細部の情報を拾う苦労はありますので…今回のショーン君も複数のお写真をご準備いただきました。
ペット肖像画については
こちらからご連絡ください♪
ペット肖像画製作所で打ち合わせ
ショーン君の飼い主さまにとり、人生初の“肖像画”注文。
写真選びには大いに時間を割き、悩みに悩みぬいて…担当とも長時間話し合いながら決めてまいりました!
聞くところによると…パピー時代と成犬ではお耳周辺の毛の長さが違うようですね。
成犬になり、個性あるワンちゃんたちの癖などから(ショーン君の場合はお顔を床にスリスリする癖があります!)、必然的にお顔(特に耳)周りの毛が切れたり薄くなったりしてしまいます。
ですので、資料写真を拝見すると、パピー時代と成犬では毛並み(人間で言うところの髪型)が違います。
これが写真選びで悩ましいポイントにもなる訳です。
「パピー時代の長い毛並みが美しいけど、表情は最近の方が良い!」なんてご意見が生まれると、はてさてどちらにすべきか?
飼い主さまが決める参考写真ですが、時として、私たちスタッフがおすすめすることもあります。
例えば今回のケースでは、あどけない表情の写真を第一候補に挙げましたが、動きのある(スリッパをガシガシ噛む…そして、チラッとこちらに目線を配る)ショーン君にしてはいかがでしょうか?とお声掛けいたしました。
最初の候補写真は光あふれる屋外で逆光だったため…
これを絵にすると、黒い毛のお顔のショーン君ですから、顔の表情を楽しむ作品ではなく、雰囲気を楽しむ作品に仕上がることをご想像いただきました。
かわいい我が子の“初 肖像画”ですので、雰囲気よりお顔の表情が大切かな?ということで、写真決定!!!
結果、完成した作品がこちら。
ペット肖像画については
こちらからご連絡ください♪
【鉛筆画】ペット肖像画の完成
いかがでしょうか?
お顔が真っ黒の毛で覆われ、読み取りにくい表情という懸念が完全に取り払われて、この完成度!
茶目っ気たっぷり(^。^)
ショーン君の心の声、
「スリッパは僕のものだから、取らないでっ!!」
そんな声が聞こえてきそうです(笑)。
これこそ、愛犬のキャラクターが伝わる作品となり、生涯に渡る記念作となるでしょう。
作品に合わせた額装のご提案
ペット肖像画製作所に置いてある額装の見本は数十種類。
組み合わせによっては、数百種類におよびます。
これらを眺めて、どのような額装にするか?検討していった結果、真っ赤な額縁に黒いマットをあて、POPな現代アート風に仕立てていくことに決まりました。
モノクロの鉛筆画は黒などでまとめるとシックな装いとなり、白などでまとめるとスッキリした印象をもたらしますが、
少し攻めた真っ赤な額縁をあてることで作品自体に強い個性と存在感が生まれ、壁に収まる飾り方ではなく、まるで美術館のメイン作品のような圧倒的存在感を力強く放つパワフルなものに。
ちなみに、こちらショーン君宅は、多くのペットを飼っており、にぎやか家族です。
その中で、ショーン君は弟分にも関わらず、「THE KING」だそうです。
他の子のおやつは「俺のもの~」。他の子のベッドも「俺のもの~」だそうで(笑)。
とてもチャーミングな中にも、末っ子ならではの甘え上手な一面があるようです(製作所では1匹だけでご来店ですので、スタッフはその事実を垣間見ることなきままです)。
よって、このパワフルな額装は、ショーン君の圧倒的存在感が表されたかのようなデザインなのかもしれません。
アーティストからのメッセージ
このショーン君の肖像画制作を通じ担当スタッフが感じたことは、屈託なく、遠慮なく、愛犬についてお話しいただくことで、作品制作に向けての「イメージの共有」や「飼い主さまのご希望の雰囲気」、「愛犬の特徴」を生かすことにつながるということ。
今作では、写真を複数ご提供いただいた際に、さまざまな会話を通してショーン君を深掘りし、作品化するための“想像”を飼い主さまと担当スタッフで固め、それをアーティストに伝達。
すると、アーティストはこの飼い主さまと担当スタッフのキャッチボールをすべて理解した上で描画を開始しました。
以下、アーティストからのメッセージです。
私はショーン君には会えていませんが、お会いできたような感覚でいます。
犬種の特徴や表情、毛色など写真からの情報に加え、今日までどう過ごしてきたか?など、目の前にショーン君がいるかのような感覚をお客様からのインタビューやご来店時の会話の端々から得られているからです。
ショーン君はチャーミングな子。
いたずらな瞳に甘えん坊な目線。
鉛筆ですから、ショーン君の白、黒、茶色といった複雑な毛色をモノクロのグラデーションで表現するのに、さまざまな角度の資料写真をお預かりして分析しながら“楽しく”描かせていただきました!
お喜びいただけたなら、本当に嬉しい限りです!!
なお、今後、ペット肖像画制作をお考えの方には、まずお気軽にイメージの共有ができるような会話をさせていただければと思います。
写真が多い方が担当スタッフに伝わる感覚も増えてまいりますし、アーティストへも正確性高く想像いただけますので、最初からお写真が確定していなくても、遠慮なくご質問いただき、想像力がうんと花開くまでご一緒させていただければと思います。
ペット肖像画については
こちらからご連絡ください♪
作品完成後にいただいたお客さまの声
ご主人さまからのコメント
いや~!リアルさにとても感動!
かわいさや微笑ましさがそのまま絵になってきたと思いました。
細かいところまで実に素晴らしく描かれていて“本当のART”だな!と驚きました。それと共に何より心動かされました。
奥さまからのコメント
やっぱりARTはいいですね!
鉛筆の柔らかいタッチでとても丁寧に描かれ、ショーンそのもの。
ずっと観ていても全然飽きないです。
親バカですが、ウットリしちゃう感じですね~☆
自分のプライベートギャラリーに大満足しています!
担当スタッフからのメッセージ
担当者としてここまでご一緒し、まずは完成度の高さがある素晴らしい作品になったことをアーティストのmisa先生に感謝したい…。
そして、実際には会えていないショーン君を実によく捉えて下さったと、素晴らしい画力を感じています。
また、それと同時に、このアーティストの感覚が研ぎ澄まされるところまで、丁寧に情報共有して下さったお客様に心から感謝申し上げます。
多くの会話を重ねながら、ともに作品を構築していく時間は、何より温かく楽しい時間。
すべてに感謝したいと思う作品制作でした。
あっ、ショーン君にも感謝してるよ!
担当スタッフ:K
ペット肖像画については
こちらからご連絡ください♪
【鉛筆画】ペット肖像画 完成写真ギャラリー
ペット肖像画情報
■画材/サイズ
鉛筆画/A5サイズ
■製作年
2019年
■在住
神奈川県横浜市
■ペットプロフィール
犬:ペキニーズ/ショーン君♂(2歳)
ペット肖像画については
こちらからご連絡ください♪